もう誰も愛さないし仕事もしないけど豆乳は飲む

先週の仕事詰め込み過ぎで荷崩れを起こした私の脳味噌が固体と液体の中間のなめらか豆腐で、要するにわたくしは労働をしたくないのであります顔も見たことのない父上様。
景気付けに月曜の昼からインドカレーを食べるという己の消化機能を過信した暴挙により胃が重くて沼に沈みそう。
そうなると後はいかにして仕事してるフリをしながら時間を潰すかが問題だけど、こう見えてワーキングレディ一筋10年の味。企画書の画像解像度を微妙に下げたり電卓で猫踏んじゃったを弾いてみたり極小にしたウィンドウでネットオークションといった技を次から次へと繰り出し5時間独りのデスマッチを演じるなんて夕飯前。
定時の18時には席を立てるように元々薄い気配を絶つ様子はさながら忍者。素早くマグカップを洗いペンを引き出しにダンクシュート、しかる後にエレベーターにスライディングという流れるような美しい所作によって流しそうめんの如く帰途についたのであった。
街はジングルベルよりも早いイルミネーションが冬の訪れを悲劇的に告げており、その輝きと反比例して曇っていく私の瞳。
あなたがいれば辛くはないはずのこのTOKYO DESERTで、あなたがいないことが唯一にして最大の問題。雑踏に紛れてすぐに見えなくなる私という存在の不確かさ。
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